障がい福祉業界での仕事における課題と解決方法1
- senmonten
- 6月3日
- 読了時間: 3分
前回までのブログでは障がい福祉分野に転職するまでの事について記載しましたが、今回と次回では実際仕事をしていく上での課題と解決方法についてお伝えしていきます。
人員不足については今更記載するまでではないですが、その次に良く言われるのが「スタッフ間のコミュニケーション課題」が挙げられます。福祉現場ではチームで利用者に対して支援を行うのでスタッフ間の連携が不可欠ですが、連携がうまくいかずにストレスを感じることがあります。
その原因としては挙げられる事を3つ記載していきます。
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1. 価値観や経験の違い
福祉の現場には年齢層やバックグラウンドが多様な人材が集まります。ベテラン職員は「昔ながらのやり方」にこだわる一方、中途職員は「新しい視点」から提案を行うため、考え方の違いが対立を生むことがあります。
2. 情報共有の不足
申し送りや記録の共有が曖昧になり、誤解や連携ミスが発生します。特にシフト制の現場(グループホームなど)では「誰が何を知っているか」に差が出やすく、トラブルの原因になります。
3. 感情的なコミュニケーション
感謝やねぎらいの言葉が少ない、否定的な表現が多いと、関係性が悪化します。小さな行き違いが蓄積されて不満や不信感に繋がりやすくなります。
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これらを解決する方法を働いているポジションで記載すると、
・管理者等のポジションで働いていたら、「定期的なミーティングの導入」をしていく必要があると考えます。
月に1度の長時間ミーティングではなく、週に数回の短時間ミーティングを行い、「情報の共有」「課題の洗い出し」「意見交換」をしていきます。誰もが発言できる場をつくることで、風通しのよい職場になります。
・経営や事業所運営のポジションで働いていたら、「業務マニュアルや引き継ぎノートの整備」と「コミュニケーション研修の実施」をしていく必要があると考えます。
口頭だけでなく視覚的な情報共有を活用することが重要であり、導入済であってもその内容や運用ルールに定期的に確認し更新していく必要があります。また、外部講師を招く、ロールプレイなどを通じて「相手を尊重する伝え方」を育てる研修を定期的に実施することが効果的かもしれません。
そうは言っても人手不足でミーティングやマニュアルの整備まで時間が取れないという時は、「ありがとうのループ」を作ってください。
スタッフや利用者さんに対して「ありがとう」「助かりました」など、小さな感謝伝えることがありますか?感謝と承認の文化を作り、日常的に伝えることで、職場の雰囲気や利用者さんの表情が大きく変わります。明日からでも出来ることなので是非試してみてもいいと思います!
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